「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」から学んだ事

最近この本を読んで自閉症の人の気持ちを知ることが出来たように思う。
「自閉症の人は脳が破壊されている」と一般には思われているようだが、
この本を読んでみると、全く違っている事に気がついた。
私たちが自閉症の人に接する時に思っていることを、著者はきちんと説明してくれている。
自閉症の人が自分の気持ちを書いていることに驚きを感じる。
ちゃんとしているんだと気付かされる驚きの本です。
私にとってとても大きな学びとなった言葉が見つかりました。
本文の30ページ「どうしてうまく会話できないのですか?」の項で、
『話したいことは話せず、関係のない言葉は、どんどん勝手に口から出てしまうからです。
僕はそれが辛くて悲しくて、みんなが簡単に話しているのがうらやましくて仕方がありません。
・・・・僕たちは自分の体さえ自分の思い通りにならなくて・・・・まるで不良品のロボットを
運転しているようものです。』
まるで不良品のロボットを運転している
この言葉がわたしの理解を開かせてくれました。
整体師として人の体を整えるということは、まさに不良品のロボットを修理しているという事です。
「そうか!私は不良品のロボットを修理する人なんだ!」と目からウロコでした。
いまさらながらですが、感動しました。
トントン骨調整法はまさに壊れているからだの部品を元のキレイな新品に近い部品に変える療法です。
どのようにしたらもっと美しい部品にすることが出来るか考えながら
施術をしていったらもっともっと多くのことが実現するに違いないと思うようになりました。
自閉症に限らず、すべての病気は体の部品が壊れていると考えたら病気はもっと捉えやすくなります。
どこの骨が壊れ、どのように影響しているのか?
これを見つけていけば病気は修復可能ということになります。
この本に出会ってから患者さんの施術がもっと楽しくなってきました。